子宮頸がんワクチンについて

日野市医師会では令和6年7月6日(土)、日野市民会館煉瓦ホールにて、令和6年度第3回市民公開講座を開催しました。

 東京都立小児総合医療センター感染症科部長の堀越裕歩先生に「小児科医が話す、子宮頸がんの予防とHPVワクチンの話」という演題でご講演いただきました。東京都立小児医療センターは多摩地域においてワクチン後遺症に対応する基幹病院に指定されています。ご講演の中では、実際に健康被害と認定された方は数名程度と非常に少なく、またその健康被害の原因は「予防接種後ストレス反応」によるもので、大半の方が軽快するとのことでした。

 子宮頸がんは、年間に1万1千人が罹患し、3千人弱が亡くなっています。日本において罹患率は増加傾向ですが、オーストラリアではワクチンの接種により患者数の減少に成功しているそうです。

 現在、今年16歳から24歳になる女性で子宮頸がんワクチン接種を行っていない方向けに無料のキャッチアップ接種が行われていますが、来年の3月末で終了予定です。このワクチンは3回接種する必要があり、接種間隔を考慮すると今年の9月末までに1回目の接種を行わないと無料の公費での接種が受けられなくなります。該当される方は、この機会に子宮頸がんワクチンの予防接種を検討してみてください。以下のリンクもご参考にしてください。

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